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オール・カテゴリー CM1993 NV Hors Catégorie CM1993 NV シャンパーニュ・カステルノー

オール・カテゴリー CM1993 NV Hors Catégorie CM1993 NV シャンパーニュ・カステルノー

通常価格 ¥24,200 JPY
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メゾンは2012年から10年にわたってツール・ド・フランスのオフィシャルパートナーを務めてきたが、かつてカステルノーが記念 すべき設立100周年を2016年に迎えることを念頭に、2010年にはそれまでメゾンに欠けていた独自の「プレステージ・ キュヴェ」を打ち立てることを真剣に模索した。その結果産み出されたのは、むしろ独自過ぎるほどに、一見のみでは中々 理解の難しい極めてコンセプチュアルなプレステージ・キュヴェ。その”第1号”は晴れて節目の2016年にローンチされた。イ ンスパイアされたのは、ツール・ド・フランスならではのハイライトの一つ、山岳ステージにおける最難関区間の"等級"― 「オール・カテゴリー」(*邦訳:カテゴリー超級)。「超級」の地点通過は、何時であろうとも選手にとって命懸け。”乗り越え られない”ものを乗り越えるということ、そこに『シャンパーニュとして何処までの高みに登れるのか』というコンセプトを重ね合 わせた。ツール・ド・フランスでは山岳ステージのオール・カテゴリー区間が毎年変わるように、カステルノーのプレステージ・ キュヴェも常に”ワン・オフもの”となり、決まったレシピは存在しない。一般的なメゾンのプレステージ・キュヴェとは、ある意味 で対極である。但し、前醸造責任者エリザベートが定めたガイドラインがある―「ボトリング(=ティラージュ)直近のヴィン テージ原酒にそれ以前の最高のクリュ/ヴィンテージからのリザーヴワインを掛け合わせること」「一部にシャンパーニュ伝統 のアルゴンヌ産の樽も含むバリック熟成された原酒を主体に使用する」「最低5年の瓶内熟成」「低ドザージュ」「発泡の気 圧は通常よりも”弱め”(=シャンパーニュにおける”クレマン”の考え方)」「少なくともリリースの6ヶ月前にはデゴルジュマンを 行う」、これが醸造における指標となっている。現行ロットの”CM1993”は初回以降で3回目のリリース(サードエディショ ン)になるが、殊この名称に冠する不思議な記号は、このシャンパーニュをボトリング=ティラージュした年ー「2013年」の ツール・ド・フランスにおいて、オール・カテゴリー区間の最高峰地点であった峠の略称と標高とを表している(2013年の レースではマドレーヌ峠ー"Col de la Madeleine"が該当、標高1,993m)。限定数・僅か5,160本のみの瓶詰め。 全てのボトルにシリアルナンバー入り。デゴルジュマンは2019年7月に行われ(つまり瓶熟6年)、2021年の初頭にメゾンと して公式ローンチした。ブレンドされたヴィンテージは、25%が2012年、リザーヴワインから2011/2010/2008(3つ 計・75%)、計4つのヴィンテージの原酒構成。ドザージュ6g /L。Alc.12.5%。

もしかすると、近年までその正統な価値について最も過小評価されて来たかもしれないシャンパーニュ「メゾン」。―1916年にエペルネの進歩的なワイン商/栽培家グルー プが、独自の新しいシャンパーニュブランドを立ち上げた。第一次世界大戦初期の対ドイツ戦線の英雄エドゥアール・ド・カステルノー将軍へのオマージュとしてその名を冠し たのが歴史の始まり。爾来、ある意味で魔法のように、創業当時のノウハウや進取の精神は、遥か時代を超えて今日へと結ばれた。20世紀の間、かつて4つのファミリーに よる所有の変遷を経てきたカステルノーだが、遂に2003年に"再び"CRVC(シャンパーニュ協同組合)の所有/直営となった。これが今日に至る新たな歴史への大いなる 一歩であった。現・所有者となったCRVCーランス拠点のシャンパーニュ小規模農家の協同組合は、元々組合として独自のシャンパーニュブランドを形成することを主目的 に結成され、まず設立直後の1964年にはメゾン・ジャカールを興した。それから30年弱もの歳月が経過したが、各組合員の頭上に冠たる理想の「ブランド」を掲げるという 理念は、ようやくこのカステルノーを所有したことによって結実したといえる。現在750軒を超える加盟農家を抱え、150以上のクリュ、900haもの面積に広がっている。その 中で当然CRVCとしての”トップ・ブランド”であるカステルノーには、数多の加盟農家から常に最高品質の葡萄が供給される。「自社」の加盟農家の葡萄のみを使用する ため、その意味ではこのメゾンはむしろ”レコルタン・マニピュラン”であるとも言い得る。2003年以来の醸造責任者として、直近2021年まで一貫してシェフ・ド・カーヴを務 めていたエリザベート・サルスレ女史は、元来CRVC生え抜きの醸造家であったが、組合全体からの負託を請けた彼女のシャンパーニュ造りは、一般的な大手資本のメゾ ンの常識からは大きく一線を画した。スタンダード・キュヴェー”レゼルヴ”の瓶内熟成期間はなんと6年、”ミレジム”に至っては10年。贅沢な、という修辞だけでは到底評価 しきれない並々ならぬ挑戦を経てきた。2016年にはメゾン設立から記念すべき100周年を迎え、その1年後の2017年にメゾン全体の大きなリ・ブランディングを敢行。か つて”ド・カステルノー”と名乗ったメゾンの屋号を「カステルノー」とシンプルに改め、この機にラベルやボトルデザインも現在の姿に一新した。今日現在に直結するリ・ブランド のコンセプトは、現地に根差した栽培家の集合であるという専門性(expertise)、さらに独創性(inventive creativity)、そして進取の気概/大胆さ(audacity)であ る。この大いなる潮流は、2021年半ばにエリザベートの後任として新たなシェフ・ド・カーヴに着任した、既にそれまで長きに亘ってエリザベートの右腕となっていたカリーヌ・バ イユルに受け継がれた。現在まだ40代になったばかりの気鋭の女性醸造責任者の元で、カステルノーは再び新たな飛躍の端緒に就いている。

タイプ:白・泡

ブドウ品種:ピノ・ノワール55%、ムニエ30%、シャルドネ15%

甘辛度:辛口

生産国:フランス シャンパーニュ

熟成度:

生産者:シャンパーニュ・カステルノー

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